今日も生きてる皆様
本日もお読みくださり
本当にありがとうございます
ケシーです
昨日書き忘れていたが
マニラに住んでいる親戚が
遊びに来てくれていた
私たちがUniちゃんと
ご飯を食べている間に
みんなでご飯に行ったらしい
ジンジンという従兄弟だ
夜中だというのに
家族全員で会いに来てくれて嬉しかった
娘がアニメが好きで日本語を
学んでいるという
辿々しい日本語で話してくれて
とても嬉しかった
そして翌日マニラで起床
5時起き4時起きの習慣は
どれだけ疲労困憊して
ビールをガブガブ飲んだとしても
更に外国だとはいえ
普通に機能するのだと自分に感心した。
朝早く起きて、とりあえずテラスに出て海を眺めた。早朝とはいえ、ムゥとした泥臭い海の空気は全くリフレッシュしていない。テラスから眺めた視界に点在する工事現場は静かだった。
なんとなく、世界的発展を目指すフィリピンという国が掲げたいビジョンと、それに追いついていない労働者との間の綱引きを、整理されていない工事現場の中に感じた。
ひとしきりボーッとしたら、ハナさんも起きてきた。
2人の日課は朝の散歩で、フィリピンの朝を歩くのも楽しみだね、なんて話していたのだが、起きて目を見合わせた瞬間に無言で散歩の中断が決定した。
暑い、ムンムンする、空気が臭い。
マニラは発展するために一旦ぐちゃぐちゃになっている最中なのだと思う。いろんな順番を間違えている気もするが、それでもそのパワーは強烈なものがあるな、と感じた。
子供達も徐々に起きてきた
今日は念願のラウニオンに移動する日で
ラウニオンというのが母が生まれた地
参考:旅行のとも、Zentech さんより拝借
マニラから車で3〜4時間
避暑地でもあるバギオの麓の街で
日本人が開拓したサーファータウンでもある
出発の前にアジア最大と言われる
モールオブアジアに行ってみた
世界のモール床面積世界第3位だそう
最悪なことに日曜日だったので
本当〜〜〜に凄まじい人数
(写真も撮る気力もないくらい)
あれだけの広大なエリアに
これだけの人間が密集するんだから
本当にすごい
買いたいものは
決まっていたので
それだけゲットした
Bath & Bodyworksの
キャンドル、ボディソープ
ハンドソープを爆買い
もう全てが信じられないぐらい
いい匂いで
洗い上がりもしっとりで
めちゃお気に入り。
ここには載せきれないけど
たくさーん買った!
日本だと楽天で2倍近くの値段がするけど
格安で、しかもなんと2個買ったら1個無料
なんていう太っ腹キャンペーンで
爆買いした
キャンドルが絶対欲しいと思ってて
買えた事が嬉しかった
帰国してから火をつけたら
本当にいい匂い♡
ぜひ、皆さんも海外お立ち寄りの際には!
ハナさんはフラミンゴのトランクスを
買っていた。
ハナさんはペンギンとかフラミンゴとか
そういうモチーフの物を身につけるのが好きだ
鳥が好きらしい
そういう可愛いおじさんなとこも好きだ。
買い物の目的を一瞬で達した後は
もう苦痛でしかなかった。
ひたすら人、人、人
そして、なかなかに暑い!
日本みたいにキンキンに冷え切らない
子供達の遊ぶキッズスペースで
子供らもめちゃ遊んでいたが
汗だくで真っ赤な顔になってて
可哀想だった。笑
ランチはタイ料理
もう、この時点でめちゃくちゃ
疲れている
ショッピングモール
というのものは本当に退屈だ。
どこも本当に同じ。
寸分の狂いなく世界中に同じように点在する
この“資本主義の文化“は素晴らしいと思うが
私はもういい。
けど、ここフィリピンでは最大のエンタテイメントの1つ
アイススケートリンクがあったり
ボーリング場があったり
そして、そのどれもが大行列で
カフェで座りたくても席がない。
賑わっている。本当に。
皆さんの地元のモールはどうだろうか
ひしめき合うほどの人に溢れているだろうか
並ばなくては入れない場所があるだろうか
梅田や東京にもそんな場所はあるだろうか
“若さ“を国全体から感じる
ピッチピチで向こうみずで
失敗もたくさんするだろうが
その経験に裏打ちされた新しい知恵・体験を求める
ギッチギチの前向きさ、若さ、欲望、渇望。
私はここで1つ決心をした
ここで商売をする
なんでもいい。できることでいいから
私はこのエネルギーの中に
自分という可能性を投じてみたいと思った
(そしてそれはあっという間に
達成される事になるのだが
その話はまた後日)
そして、もう精魂果てた私たちは
またバンにギチギチに乗り込んで
ラウニオンへと出発
時刻すでに16時ごろ
しかし空はまだまだ青い
ただ、到着は8時を回るだろう
その道中
母のことを想った
母は日本に来る時
この道をどんな気持ちで
マニラへと向かったんだろう
寂しくなかったのだろうか
不安でなかったのだろうか
今、あなたは数十年この日本で暮らし
日本でもうけた娘と
そしてその子である孫2人と
夫やその娘を支えるパートナーと共に
たくさんのものを築いて
今この道を戻ろうとしている
そしてあなたの娘はそれに
焦がれていた
どう感じているだろう
そんな思いでいっぱいだったと同時に
驚いたことがあった
フィリピンの空に対して私は
確実に“知っている“と体感した
この空を私は知っていた
それは光線のように打ち上げる
夕焼けを見た時に
身体中を走った感覚だった
モンスーンの象徴である
厚くモクモクとした雲の向こうから
こっちにおいでと呼ぶような夕焼けの
オレンジの光と
それを背景に影絵のように立ち並ぶ
トロピカルな木の姿に
私は体の中にある
脈々と注がれている何かを
確かに感じ取った
そもそも私は遠出が苦手だ
常に自分の場所が不安定な感覚に
苛まれて
楽しみつつも帰りたいと
常に願うものだが
(どんな素晴らしい場所に居たって)
その感覚からも解放されていた
この“帰郷“という体感は
私の長年焦がれていたもので
それは私の思い込みが
映し出されたに過ぎないのかもしれないが
一方で魂が、肉体が
それに呼応しているのかもしれないとも思うし
せっかくこの旅に来たのだから
そっちを採用したいと想った
日本とフィリピンの空は
いつだってちゃんと繋がっている
空を見た記憶から
その実感がより強まった
一時的な帰郷の酔いではなく
確かに私という存在と
母の背景ともなる地との
強いつながりが確立した瞬間かもしれない
しかし、旅路は続く
飛び跳ねるようにハイウェイを走り切った後に
やっとホテルに着いた
ご飯の写真をことごとく撮ってないのだが。笑
美味しい洋食だった
見知らぬ仲間との初夜は楽しかった
いろんな話をして
翌日からの計画を立てた
これがまだまだ入口だということは
私には知る由がなかったけど
ついに降り立った
ラウニオンの地
翌日から遂に巡礼の旅が始まる。
初日の夜はとりあえず泥のように眠った
続く。
響月ケシー
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