皆さまごきげんよう
ケシーです。
私は風水師なので
”縁起”のパワーを
信じているし
むしろ、それで飯も食わせて頂いているわけですが
今までは
運命論が、多くの人の考えの
ベースにありました。
運命は決まっていると。
その最たるものが
”科学”です。
科学と言うのは
この世の理屈というのは
決まっているから
その法則を見つけて
公式にする事が出来れば
運命というものを克服する事が出来るという
そういった考え方から産まれ
体系化されたものです。
それまでは科学と占いというのは
大差がなかったわけです。
しかし、再現性がなく
証明出来ない事から
占いはその地位を失っていきました。
しかし、その失われた地位が
量子力学の認知度が高まるにつれ
復活してきているようにも思えますね。
”観察者によって結果が変わる”
という科学的事実の登場です
そして、総合的に眺めてみると
どうやらこの世界は
概ね運命は決まっていつつも
エネルギーの使い方次第で
変えていけるようだぞ
というのが
今の所の正解に近いんじゃないかな
と思います。
それが”縁起”の世界です。
すると、ブッダはこのことを
2400年前に
既に言っていました。
彼は縁起というこの世の仕組みについて
悟った時に
こういう風に言っています
1.これは気付くのむずい
2.けど、こういう自然の仕組みがただ”あり”
私をそれを知っただけである。
じゃあ縁起とは何なのか?
簡単に言うと
現在の行動により、新たな未来を創る
という事です。
ただ、何もしなければ
ある程度、私たちの運命は決まっているけどね
という注釈つきです。
そして、その決まっている運命というのは
どうやら、産まれる前に
決めているようです。
釈迦はこの過去世から来世へと続く
因縁、因果の世界を
4つの原因と結果によって分けています
まず、①過去の原因があって、②現在の結果があると(変えられない)
そして③現在の因があって④未来の結果をがあると(これは変えられる)
としています。
つまり
過去世の原因によって
現在の私たちの”設定”は
概ね決まっているけれども
現在の因によって
未来の果は”新たに”作れる
これが多分
恐らくみんなが気付き始めている
”縁起の世界”です。
まず過去因とは
前世で
どれだけ、明るくなく、迷いの中に居て
どんな行いをしたか
これを”業”と呼びます。
※もともとの”業”とは、善悪の意味を持ちません
その業(過去の行い)と
無明(明るくなく迷いの中に居た過去)によって
私たちは何かに”気付く”ために
今生きる私たちの現在の
形や名前、感覚や器官
外界との接触感度(どの様に世界を受け止めるか)
感受作用、好き嫌いや差別思考を
”決めて産まれる”
のだそうです。
(これを名色、六処、触、受、識と言います)
私たちは”気付く”ために
産まれているわkです。
その何かに”気付く”為の
今に生きる私たちの
3つの未来への”因”とは
愛着と、執着と、断定
です。
愛着とは
好きになり、とらわれてしまう事
執着とは
好きな物を手放したくないと思い、
嫌いな物を排除したいと思うこころ
そして断定というのは
”なにかをなにかである!”と決めることで
何かがなにかでは”無い!”と
決める事です。
これにより、対立や争いを呼びます。
この3つの因から
自分を解放する事によって
自分の未来は
変えられるのです。
そして、その人にとって
より深いテーマ程
それにまつわる問題を
自ら用意する様です。
それは、いつでもただ
”気付く”為に。
そして、その
3つの障害を経て
私たちが気付くもの
それは
”愛”なんじゃないかと
思うのです。
その
愛箸と、執着と、断定から
離れて見る事
そして、ニュートラルである事が
最高の縁起をもたらす
”愛の姿勢”なんじゃないかと
私は思います。
手に入っても手に入らなくても良いという愛
それを何だと断定するでもなく
ただそこの”ある”という事を認める愛
愛着はあっても支配しない愛
そこは限りなく
無我に近い世界です
私たちは過去の行いによって
”現在の姿かたち感じ方”を決め
そして、愛と執着と偏見と共に生きて
未来を創造し(縁起づけして)
生きているという事です。
そして、私は
その毎日の縁起付けの為の
一番大事な”在り方”は
”愛”なんじゃないかと
想うわけです。
何か、行動を大事だと決めつけると
そこにはまた
愛着と執着と断定が産まれてしまいます。
ただ、ただ
あるという事を認める
その無の愛を
携える事
釈迦はこの様に言いました
過去、自分がどんな行いをしてきたか知りたければ、
現在受けている結果を見なさい。
未来自分にどんな運命があるか知りたければ
現在の己の行いを見なさい。
わかりますよ
愛の目と愛の言葉で生きて
愛の耳と愛の肌で生きていきたいですね。
愛を込めて
響月ケシー
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