エスターからの手紙
赤ん坊が最も気分の良い場所とは
母親のおなかの中です
お腹の中で
子供の心には
しっかりと”信頼”がはぐくまれます。
母親が食べたものを
お腹の中の赤ん坊は
何の疑いも無く全て
受け入れます。
母親が笑えば
お腹の子は一緒に笑っています
母親が歌えば
お腹の子は一緒に歌っています
母親が泣いている時は
心配しています
母親が行くところに
いつでも一緒に行きます。
どんなに泣いていても
母親の声を聴けば泣きやむのは
母親が来てくれれば
”大丈夫だと信じているから”です。
全ての子供にとって
母親は、安心の象徴です
そして、人生は
安心を得る旅です。
母親の与えてくれる安心を離れ
自らの手で安心を手に入れます。
赤子の頭は
母親の事でいっぱいです。
それで不安になって泣く事もあるでしょう
しかし、子供はお腹の中で血を分けてもらった”信頼”を
ネガティブに捉える事はありません。
赤子の涙や悲しみは
人間が産まれながらにして安心を求める
魂の本能です
母親が罪に感じる事はありません。
たくましい子供の本能を
逆に信頼しかえしてあげましょう。
そして、赤子は全て産まれます。
産まれて一番最初に感じるものが
母親の乳房です。
その母親と遂に別離した証拠としての
乳房の温かさを感じます。
全ての魂は
母からの別離の証として
乳房のぬくもりに似た”なにか”を探す
旅に出ます。
それは、安心という
母親のお腹の中に居たあの日を目指して
旅に出るのです。
全ての人々の活動は
元をたどると母子間のつながりです。
その母子間の繋がりが無いと
この世の中に愛はなくなってしまいます。
それは、何をしたら良いというものではありません。
ただただ、あなたが産み落とし
あなたの温かいからだに赤子が触れたという事
それが全ての始まりなのです。
親と子の間の繋がりの事実は
この世の調和の為の
強くしなやかな
基礎となっています。
エボット
(代筆:けし子)
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