以前私は、とても忙しい会社で勤めていました。
その勤めていた上場企業は、男性ばかりの環境で
365日でまる1日パソコンも開かずに
休みを取った事はほとんどなく
始発の新幹線に乗り込み
終電で帰ってきてから出社
家に着くころには3時を回る・・なんて事もざら。
それはそれは、歯が抜け落ちるほどの
(実際に3本抜け落ちました。)
激務を経験しました。
営業成績は良い方だったのですが
そのライフスタイルに限界を感じ
いろいろなタイミングも相俟って
私は退職する事になりました。
退職してすぐのころは
私は何をやるとも決めておらず
ただただ当時お付き合いしていた
彼氏の自営業のお仕事の手伝いをしはじめました。
無職の私が仕事を手伝う感じで
そのまま転がり込み、同棲が始まりました。
彼氏は起業して間もなかった頃で
まだまだ投資がかさむころ。
私も無職で手が空いていたので
無給で四方八方への出張も同行して手伝い
経費を立替えながら
彼氏の仕事を支えていました。
けれども、24時間仕事の話ばかり。
その時の私は“これだけ投資したんだから
帰ってくるよね?
私のエネルギー、お金
何倍にもなって帰ってくるよね?”ってばっかり
思っていました。(今思えばゲバ過ぎる。笑)
・・と思っていた矢先
彼氏から「お前は人間性がどうかしてる、別れよう」と
言われました。笑
何かがガラガラと崩れて行った感じがしました。
私なりに、一生懸命尽くしていたつもりだったのが
今思えばきっと、気が付かないうちに
彼を追い詰めていたのだろうと思います。
こんだけやったんだから世話を見てよ!
大事にしてよ!と
プレッシャーをかけていたのかもしれません。
ただただ嫌な現実から逃げてばかりいた私は
彼に戦力外通告の通知を受け
呆然としていました。
彼からは1カ月くらい居ても良いと言われましたが
即日リュックサックに下着を詰めて家を出ました。
この頃の私の状態は
まさに“自分自身を見失っている状態”
この時初めて
私は全てを、彼に愛されるため、会社に評価されるため
という理由から行動を決定し続けていた事に気が付きました。
まさに、私の人生に私が完全に不在だったんですね。
少しずつ元気を取り戻し
彼氏と別れ、私も自分のビジネスを立ち上げようと
起業の準備をし始めました。
続く
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